学会概要

日本危機管理防災学会(Japan Emergency Management Association:略称JEMA)は、危機管理行政に係わる研究者・自治体職員などの実務家・NPOやボランティア組織など民間団体や企業の方々が、危機管理に関する知識や経験の共有と蓄積を行い、それを実践することなどを目的として、2006年9月19日に日本自治体危機管理学会として設立された学術団体です。そして、2019年5月15日に現在の名称に変更されました。

本学会の設立は、自治体の危機管理に関する研究者らが、調査・研究活動を進めてゆく中で、多くの自治体が直面した危機管理の課題や経験、危機管理に関する学術的な研究成果などについて、研究者、実務家、民間団体などが一同に会し、議論を行う場所が必要であると認識を持ったことがきっかけとなっています。

沿革

2006年5月に学会設立準備委員会(委員長:中邨章 明治大学副学長)が組織され、学会設立準備事務局が明治大学危機管理研究センターに設置されました。設立準備委員により、学会の運営や規約などの検討、ホームページの作成など、設立に向けた準備が行われました。

2006年9月19日に、明治大学駿河台キャンパス・アカデミーコモンにて設立総会を開催し、学会としての活動を開始しました。

その後、学会設立から13年を経過し、活動の対象も自治体のみならず民間企業、社会全般にわたってきました。また、対象とする分野は、自然災害から社会リスクまでと幅広くなり、そうした状況に鑑みて学会の名称を「日本危機管理防災学会」と変更することが2019年5月15日開催の学会総会で決定されました。

学会の目的及び事業

【目的】
本会は、内外の危機管理行政に関する研究・事業及びその実務者・研究者相互の協力を促進し、あわせて外国の危機管理関連学会・組織との連携を計ることを目的とします。

【事業】
本会は、上記目的を達成するために、次の事業を行います。
①危機管理及び危機管理行政に関連する事項の調査及び研究
②危機管理実務者・研究者の連絡及び協力の促進
③危機管理実務者の育成ならびに啓発事業(危機管理士®の認定)
④研究会及び講演会の開催
⑤機関誌その他の刊行
⑥研究の奨励並びに研究業績及び功労の表彰
⑦外国の危機管理関連学会・組織との連絡及び協力
⑧その他目的を達成するために必要な事業

学会所在地

〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1丁目1番地
明治大学グローバルフロント407E