シンポジウム「複合災害への備え~被災後防災の必要性~」を開催しました

当学会は、2025年9月1日(月)オンラインシンポジウム「巨大複合災害への備え〜被災後防災の必要性〜」を開催しました(事務局:株式会社オリエンタルコンサルタンツ)。自治体職員や防災に携わる方々を中心として、多くの方にご参加頂き、東日本大震災から15年という節目もあり、これまでの災害教訓の自分事化や巨大複合災害等における被災後防災の必要性が確認されました。
なお、当日の様子につきまして、以下みらクルTV – YouTubeに公開されておりますのでご視聴いただければ幸いです。

【シンポジウムの概要】

■開催趣旨

首都直下地震や南海トラフ巨大地震がもたらす巨大複合災害に備え、「複眼的防災、被災後防災、複眼的復興」の新たな発想と効果的な取組みの加速化が求められています。
そのため、本シンポジウムでは、主に「地震、津波、火災、河川氾濫の見える化」と、それによる関東大震災、阪神・淡路大震災、東日本大震災、令和6年能登半島地震の「教訓の自分事化」について、DXの活用による新たな防災・減災対策もまじえながら、談論風発することを目的に実施しました。

■シンポジウム内容

はじめに、市川宏雄 日本危機管理防災学会会長による開会挨拶の後、中林一樹 東京都立大学名誉教授による趣旨説明があり、以下の2部構成で実施されました。
そして、登壇者の皆様のご講演とパネルディスカッションを踏まえ、パネルディスカッションのコーディネーターである中林一樹 東京都立大学名誉教授より、「首都直下地震や南海トラフ巨大地震等がもたらす巨大複合災害に備え、「複眼的防災、被災後防災、複眼的復興」の新たな発想と効果的な取組みの加速化が求められている。」と総括がありました。
最後に、野崎秀則 株式会社オリエンタルコンサルタンツ代表取締役社長の挨拶で閉会しました。

【開会】
・開会挨拶:市川宏雄 日本危機管理防災学会会長
・趣旨説明:中林一樹 東京都立大学名誉教授
「巨大複合災害への備え〜被災後防災の必要性〜」
【第Ⅰ部】講演
・講演① :今村文彦 東北大学副学長・災害科学国際研究所教授
「東日本大震災などの複合災害の実態と今後の対応」
・講演② :加藤孝明 東京大学生産技術研究所教授/同社会科学研究所特任教授
「今後起こり得る未経験の災害様相と対策の方向性」
【第Ⅱ部】パネルディスカッション
・コーディネーター:中林一樹 東京都立大学名誉教授
・報告  :中尾毅 株式会社オリエンタルコンサルタンツ 取締役 執行役員 防災事業部長・日本危機管理士機構理事
「DXの活用による地震、津波、火災、河川氾濫の見える化」
・パネリスト:第Ⅰ部登壇者
中尾毅 株式会社オリエンタルコンサルタンツ 取締役 執行役員 防災事業部長・日本危機管理士機構理事
【閉会】
・閉会挨拶:野崎秀則 株式会社オリエンタルコンサルタンツ代表取締役社長

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