シンポジウム「複合災害(水災害×地震災害)に対する事前復興の取組み」を開催しました

当学会は、2021年9月2日(木)シンポジウム「複合災害(水災害×地震災害)に対する事前復興の取組み」を開催しました。 本シンポジウムは想定を上回る大勢の方にご参加いただき、大変ご盛況をいただきました。 なお、定員オーバーで入室できなかった方々も多々いらっしゃることと存じます。当日の様子につきまして、以下みらクルTV – YouTubeに公開されておりますのでご視聴いただければ幸いです。

1.シンポジウムの背景と目的
本シンポジウムは、迫りくる首都直下地震とともに、激甚化・頻発化する水災害との同時発生による複合災害を視野に入れた 「事前復興」のあり方を共有します。また、流域治水のみならず、流域を複合災害に備える防災単位と捉え、地震防災にも広域で備える「流域防災」の可能性について、DX (デジタル・トランスフォーメーション)の取組みを含め、多面的に話題提供を行います。
そして、複合災害に対する事前防災と、その目標像としての事前復興について、知識を高めることを目的としています。

2.概要
※チラシは、以下、「首都防災ウィーク公式サイト」をご参照下さい。
https://shutobo.net/?p=835

1)主催及び後援、事務局:
主催:日本危機管理防災学会、事務局:(株)オリエンタルコンサルタンツ
2)実施日時:令和3年9月2日 (木) (防災月間期間)14:00-17:00
3)実施方法:Zoom
4)定員:300名(事前申し込み不要、先着順)
5)タイムスケジュール及び登壇者:
14:00-14:02(2 分):開会挨拶 市川宏雄 日本危機管理防災学会会長
14:02-14:05(5 分):趣旨説明 中林一樹 東京都立大学名誉教授
【Ⅰ部 水災にも震災にも強い防災まちづくりと事前復興の可能性―葛飾区―:60分】
14:05-14:35(30分):情野正彦 葛飾区都市整備部部長 
「葛飾区における二つの防災まちづくり(地震・水害)について」
14:35-15:05(30分):加藤孝明 東京大学生産技術研究所教授/東京大学社会科学研究所特任教授
「トータルに備える「防災【も】まちづくり」」
【Ⅱ部 「流域治水」から水災・震災に備える「流域防災」への展開:60分】
15:05-15:35(30分):早川潤 国土交通省関東地方整備局荒川下流河川事務所所長
「流域治水による持続可能な首都東京のまちづくり」
15:35-16:05(30分):中林一樹 東京都立大学名誉教授
「水害に備える流域治水から複合災害に備える流域防災への展開」
【Ⅲ部 全体討論 複合災害時代に備える「事前防災」、「流域防災」、「事前復興」の展望:50分】
16:05-16:55(50分)
・コーディネーター兼パネリスト:中林一樹 東京都立大学名誉教授
・パネリスト:
加藤孝明 東京大学生産技術研究所教授・東京大学社会科学研究所特任教授
早川潤  国土交通省関東地方整備局荒川下流河川事務所所長
情野正彦 葛飾区役所都市整備部部長 
・論点:
◆論点1 複合災害に備える「複眼的事前防災」の可能性
葛飾区の取組みから展望
◆論点2 複合災害に備える「流域防災」の課題と可能性
都県・市町村連携による水害対策と震災対策の展開
◆論点3 複眼的都市防災と流域防災による「事前復興」の可能性
都県区域マスタープラン・市町村都市マスタープランへの事前復興ビジョンとしての展開
【閉会挨拶:5分】
16:55-17:00(5 分) 閉会挨拶 野崎秀則 (株)オリエンタルコンサルタンツ代表取締役社長

一覧へ戻る